performance test
performance test くさびナットの弛み防止性能試験
ゆるみ性能確認振動試験
NAS3350振動試験の最大加速度は振動+衝撃で約40G近くの激しい試験であるのに対し、横方向試験でのGは非常に小さい値です。
ユンカー式と呼ばれる横方向振動試験
試験規格 | ISO16130 |
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試験条件 | 振動数 10~15Hzx、負荷回転数 2000回転、横変位 ±0.15mm |
試験後の残留軸力の評価 | 100%~85% 良好、85%~40% 許容範囲内、40%~0% ロック力が乏しい |
試験結果
製品 | 残留軸力 | 結果 |
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くさびナット | 約75% | 〇 |
ロックナット | 約25% | × |
標準六角ナット | 約15% | × |
第三者機関、公的機関での試験結果
性能試験の方法について NAS3350&3354規格(1963年4月制定)
航空機用ゆるみ止めナットは締結部品として重要であり、航空機の進歩に伴い新しい製品を要求される可能性がある為個々のゆるみナットを標準化するよりゆるみ止めナットに要求する性能、試験方法を標準化してゆくことが必要だった。
振動試験の方法
左:標準ナット 中央:くさびナット 右:ワッシャー付き標準ナット
当社のNAS3350に準じた試験の概要
名称 | Self Locking Nuts 1963年4月制定 |
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ナットの型 | Prevailing Torque Type 全金属型 |
ねじ精度 | ボルト、ナットとも1級ねじ精度 |
製品材質 | S45C、SCM435、SUH660等の焼き入れ品 |
振動条件 | 回転数1800回転、振幅11.43mm、耐久数30000回転 |
試験手順 | 1.規定の締め付けトルクで4回締め付けを行う
2.5回目締め付け後、締結体を235度、6時間加熱を行う 3.冷却後、振動試験を実施 4.試験後ナットが一回転以上ずれない、傷、割れがない事 |